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洗顔のあと、化粧水の前に使うものを導入液と呼びます。なくてもスキンケアは成り立つのに、なぜ1工程増やすのか。皮膚科専門医の立場から、導入液が何をするものなのかを整理します。
導入液は何をするものか
導入液は、洗顔直後の角層のうるおいを整えて、そのあとに使う化粧水や美容液を受け止めやすい状態にするためのものです。肌の奥に何かを届けるものではありません。
化粧品が働きかけられるのは角層までと決まっています。導入液もその範囲で、角層までうるおいを与えるはたらきをします。ここを取り違えると、期待が実際とずれます。
洗顔直後の角層で起きていること
洗顔の直後は、角層のうるおいが最も少ない状態です。皮脂や汚れと一緒に、角層にあったうるおいの一部も流れています。
この状態でいきなり美容液を重ねると、肌の側に受け止める余裕がありません。導入液はその前段で角層にうるおいを与え、次の工程がなじみやすい状態を作ります。
洗顔の湯温は32〜34℃を目安にしてください。熱いお湯はうるおいを余分に奪います。
使う順番と量の目安
- 洗顔。32〜34℃のぬるま湯で、こすらずに洗います
- 導入液。タオルで水気をおさえたら、間をあけずに使います
- 化粧水
- 美容液
- 乳液やクリーム
量は商品ごとの表示に従ってください。多く使えばよいというものではありません。導入液を足したときは、ほかの工程を1つ増やさないでください。同時に複数を替えると、何が合ったのかが分からなくなります。
合わないと感じたとき
刺激感は効果の指標ではありません。赤みやかゆみやヒリつきが続く場合は使用を中止し、皮膚科にご相談ください。
角質ケアの成分を含む導入液を使う期間は、日やけ止めを毎日使ってください。SPF30・PA+++以上を目安に、2〜3時間おきに塗り直します。
次に当てはまる場合は、自己判断で始めずにあらかじめご相談ください。
- 妊娠中や授乳中の方
- レーザーやピーリングなどの施術を受けた直後の方
- 皮膚科で治療中の方
- 過去に化粧品でかぶれたことがある方
so.Effie の導入液
so.Effie のソフトピールトナーは、医薬部外品の薬用導入液です。グリコール酸を配合しています。so.Effie はソーエフィーと読み、ふじもと皮フ科クリニック院長・藤本栄大が処方設計を監修しています。
商品ページには、どんな方に選ばれているのかと、どんな方にはむしろ別の商品をおすすめするのかを書いています。ご自身の肌と照らして選んでください。
成分の見方そのものはドクターズコスメはどう選べばいい?皮膚科専門医が教える成分の見分け方で説明しています。レチノール類やビタミンC誘導体との組み合わせはレチノールとビタミンCは一緒に使える?皮膚科専門医が教える順番と使い分けをご覧ください。
よくある質問
導入液は必ず使わないといけませんか?
いいえ。導入液がなくてもスキンケアは成り立ちます。洗顔後に化粧水がなじみにくいと感じる方や、次に使うもののなじみを整えたい方が選ぶ工程です。
導入液は肌の奥まで届くのですか?
いいえ。化粧品が働きかけられるのは角層までです。導入液も角層までうるおいを与えるはたらきで、それより深い層に作用するものではありません。
化粧水との違いは何ですか?
使う順番と役割が違います。導入液は洗顔の直後に使い、角層のうるおいを整えて次の工程を受け止めやすくします。化粧水はそのあとに使います。
導入液を使うとき、化粧水は減らしてよいですか?
商品ごとの表示に従ってください。導入液を足したからといって、ほかの工程を自己判断で省く必要はありません。
効果を判断するにはどのくらい使えばよいですか?
1品だけ替えて、2週間から1か月は同じ条件で続けてから判断してください。肌の状態は季節や生活でも変わります。
まとめ
導入液は、洗顔直後の角層を整えて次の工程を受け止めやすくするための工程です。最後にもう一度だけ整理します。
- 化粧品が働きかけられるのは角層まで。導入液も同じ範囲
- 洗顔直後は角層のうるおいが最も少ない。間をあけずに使う
- 洗顔の湯温は32〜34℃を目安に
- 角質ケアの成分を使う期間は、日やけ止めを毎日
- 替えるのは1品だけ、2週間から1か月
合わないものが続く場合は、肌の状態を実際に見たうえでお話しするのがいちばん確実です。ふじもと皮フ科クリニックでは肌診断装置を用いた評価も行っていますので、お気軽にご相談ください。
記事監修者
ふじもと皮フ科クリニック 院長
藤本 栄大(ふじもと えいた)
医学博士
防衛医科大学校卒業後、自衛隊病院・防衛医科大学校附属病院での勤務を経て日本皮膚科学会皮膚科専門医を取得。同大学院在籍中に米国UC Davis(皮膚科学教室)へ留学し医学博士を取得。海上幕僚監部衛生企画室勤務、南極観測船「しらせ」医務長(第54次)、Pacific Partnership参加等を経て、2015年にふじもと皮フ科クリニックを開院。so.Effie の処方設計を監修しています。
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